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【大規模地震に備える】熊本地震の被災経験からアドバイスと完璧にはできない現実!

ニュース

今年1月に能登半島地震を初め、国内で大きな地震が各地で発生しています。
また 台湾地震による津波の影響なども発生している地震大国ニッポンです。

この記事は、私が熊本地震(2016年)の被災経験からの視点で、「震度6弱」を意識した家庭で出来る簡易な対策について紹介します。

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「震度6弱」の状態

震度6弱は、以下の状態を想定としています。(気象庁震度階級関連解説表 より引用)

  • 人の体感・行動:
    立っていることが困難になる。
  • 屋内の状況:
    固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある。
  • 屋外の状況:
    壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。

熊本地震の被災経験から学んだこと

熊本地震(2016年)発生

2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方においてマグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県益城町で震度7を観測しました。また、16日1時25分にはマグニチュード7.3の地震が発生し、益城町及び西原村で震度7を、熊本県を中心にその他九州地方の各県でも強い揺れを観測しました。

私は、当時この震度7を観測した周辺の町で暮らしていました。
その場所でも、一部の古い家屋では1階が潰れたり、多くの家屋では、瓦の落下・家具の転倒・家屋の歪みによる各部損傷、庭地面の亀裂など 被害は多くの家屋、建物でてまいした。

被災を振り返り学んだ事

震災直後は、余震が続き、自宅の損傷もあり避難場所で車中泊を2週間ほど過ごしてました。
その時を振り返り、出来事と感じたことが以下となります。

  • 連絡手段
    連絡手段は、Lineが最も便利でした。
    地震直後は、外にいたので既読がつくことと、グループLineでメンバーを招待し簡単に追加できることで状況が直ぐに得ることができました。
    被害が大きい場合は返信すること自体が難しくなります。
  • 飲料水・食料品の確保
    私の場合、自宅には入ることができ断水は避けることができていました。
    しかし、避難場所では水の配給ももらうために、決められた時間や順番を待つなどのストレス高となっていました。

    食料品は、配給を順番に受け取ることができ、 またコンビニでの販売ができるころは、すぐに売り切れてしまい確保することには苦労をしました。
  • お風呂の確保
    お風呂は、自宅は無理であったため 避難場所周辺の老人ホームなどのお風呂を沸かしているところを探し入りに車で行ってました。入浴時間は制限があり またお湯も時間帯によってはぬるま湯でした。しかし お風呂にはいれることが幸せのひと時でした。
  • トイレ
    最も苦労することで、水洗トイレは簡易式になるため後始末を個人個人が確実にすることが必須でした。でないと 後々 大変な状態に陥ります。
  • 生理用品
    以外と全員で話に出てこないのですが、最も重要な対応案件です。
  • 家屋の修繕
    当然ですが、大きな地震の後なので 業者の修繕はなかなか来てもらうことはできません。数か月間のブルーシートの屋根、家屋が日常となりました。
  • 車・ガソリンの確保
    車は、運よく被害には合わず確保できました。(ただし 窓ガラスの割れや ボディへの損傷はあたりまえ)
  • 地域コミニティーの連携
    これが、改めて重要なことと実感しました。近隣の被害状況の共有による震災後の活動協力は必須です。被害となったゴミの廃棄場所一つとっても情報が必要となります。

このような震災の経験からアドバイスとなれば幸いです。

揺れに備えた家具の固定

一般的に家具には突っ張り棒や防振ゴムの設置など、これらはすでに対処をされている家庭は多いでしょう。
改めて事前に対処していてよかったことは、

  1. 食器棚などのガラス窓に飛散防止のフィルムを貼っておく
  2. 食器棚の扉が開かないようにするストッパーの設置

これらにより、わずかでも被害を抑制できたのではないかと思います。

揺れが発生した際の安全な行動方法

地震発生時に屋内に留まるのがいいのか、すぐに屋外へ出ていくのがいいのか いづれかがよいよいうことは言えません。

私は、瓦屋根でしたので 揺れがおさまった後に外に出ると地面には割れた瓦の残骸が山となっていたので、揺れたときに飛び出すと二次被害となったでしょう。

しかし 家屋自体が潰れているところがあったのも現実です。

緊急時の備え

緊急時の備蓄品については、今回は省略させていただきます。
しかし、緊急時のために習慣付けしたほうがいいと思うことは、就寝時に枕元に逃げる際に置いておくものを決めたほうがいいです。

  1. 服(寒い季節は防寒具)をすぐに持ち出しできるところに置く
  2. 靴を枕元に置く
  3. 携帯電話
  4. バッテリー
  5. 持ち出し可能な緊急用品をリュックに詰めておき、すぐに持ち出しできるところに置く
    (このバックの中身を見直す必要があるかもしれません)

地方では、車が生活必需品の地域が多数ありますので 車にも常時緊急用品や寝袋まどを置いておくと安心感は高まりますね。

家族全員が知っておくべき緊急連絡先の確認方法

地震は、いつ来るかわかりませんね。
家族が全員で家にいない場合もあり 想定する避難先を家族全員で共有しておきましょう。

避難する場所とともに その場所のどこに避難するかまで決めておけると より安心できますね。
情報量は多くても、携帯電話に保存しておけば必要なときに読み出すことができます。
正し、携帯電話を動かせない場合も想定すると、概要を簡潔に決めておくほうがいいですね。

地域コミュニティとの連携

最も大事なことは、日ごろから地域の人々とコミュニケーションをとることが、いざというときには とても助かることです。
コミュニケーション活動に関心を持ち一緒に参加することは、コミュニケーション強化の一つとなります。

まとめ

事前の対策は、可能な限りできる事に越したことはありませんが、それぞれの世帯や個人にとって限界もそれぞれです。
しかし、連絡手段を決めておく、避難場所を決めておく など事前の対策が可能なことは沢山あります。
このような話をすることで、それ自体が事前の対策でもありますので、少しづつでも話をして 不測の事態に備えておきましょう。

また、避難所生活は避けられないことで 地震発生後にいかに早く政府などが避難所の環境を整えることができるのかで、長くなる対応の精神的な持続にかかわります。プライベート空間の整備は必須です。 今回、台湾地震での避難所でのこれらの対応は、とても速く驚きました。

これからも、経験談からの投稿をすることで私自身の整理にもなりますので、配信を継続していこうと思います。

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