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【無人コンビニは普及するのだろうか】実現まで進み方がゆっくりしているのでは

ニュース

数年前に無人コンビニの話題が日々出ていましたが、その後は予想を大きく下回った普及となっていることが最近のニュースから読み取れます。
改めて無人コンビニエンスストアの利点を理解しつつ 私たちの生活環境を垣間見ることにしょう。

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無人コンビニエンスストアは普及はしていない

最近、巷の無人コンビニ状況は、実証実験はおこなわれていますが実運用というところにまでは到達をしていません。
主な理由として、高齢化もあり現金派が多数ありキャッシュレス化に困難なこと、カメラの設置による個人特定される意識、レジ打ちを店員にまかせたいという意識など が考えられます。

無人コンビニのメリット・デメリット3選

無人コンビニになることでのメリット・デメリットがあります。
それぞれの主要な3要素を紹介します。

メリット

  • 24時間営業と時間の制約が解消:
    従業員が居るコンビニエンスストアとは異なり、無人コンビニでは常に営業ができ深夜や早朝でも利用が出来ます。
  • トレンド商品や新商品の展開:
    無人コンビニは自動化された在庫管理により、迅速に商品を入れ替えることが可能です。
  • 決済作業の簡略化:
    セルフレジやウォークスルーなど、自動化されたレジシステムが導入されているためレジ待ちが解消されます。

デメリット

  • 高齢者や障害者への対応の難しさ:
    自動化されたシステムが理解しにくいことがあり、身体的な制約により商品を取るのが困難な場合もあります。人のサポートが必要な人々にとっては不便です。
  • 雇用の減少と人の役割の変化:
    人が行っていたレジ係りや品出しの作業が機械やAIに取ってかわり、雇用の減少が懸念されす。(但し その代わりに新たな仕事は派生することも考えられます)
  • コミュニケーション欠如と顧客満足の問題:
    無人コンビニでは直接的なコミュニケーションがないため、問題が発生した際に直接助けを求めることができません。人との対話やサービスが不足する場合が懸念されます。

各企業の状況

主な企業の無人コンビニ導入への取り組み状況を紹介します。

ファミリーマート

自動販売機型と専用ケース型の2種類の無人コンビニを展開しています。
自販機型は約2,400台が設置されており、専用ケース型はスペースを取らない利点があります。

セブン-イレブン

通常の自販機型の無人コンビニに加えて、冷凍食品専用自販機も展開しています。
温度管理が幅広く設定可能で、商品の種類も豊富です。

ローソン

オフィス向けの無人コンビニでは、冷蔵庫や販売ケース型を導入しています。
無人レジを採用しています。

OFFICE DE YASAI

店舗ではないですが、スタイルとしては無人コンビニです。
健康に配慮された商品を提供しています。1つ100円という低価格で提供されています。

KIRIN naturals

店舗ではないですが、スタイルとしては無人コンビニです。
スムージーのみを取り扱っている健康に焦点を当てた無人コンビニです。

法関連の整備

無人コンビニの普及に向けて日本での法整備の一部を紹介します。

  • コンビニ電子タグ1000億枚宣言:
    経済産業省からの本宣言により無人コンビニの普及を後押ししています。電子タグ(RFID)を商品に貼り付け、在庫管理や消費期限管理を効率化することで、無人コンビニの実現に寄与しています。
  • AI技術とIoT技術の進歩:
    無人コンビニの実現にはAI技術とIoT技術が不可欠です。カメラやセンサーによる商品認識、無人認証システム、商品選択システム、無人決済システムなどが導入されています。
  • 規制の緩和:
    無人コンビニの展開に規制(有人規制など)がありましたが、2020年にルールが緩和され法の見直しが着手されいます。これにより、無人コンビニは日本全国で展開されています。

現在の巷では。。。

最近のコンビニやスーパーでは、商品のスキャンだけレジの担当者が行い、決済はお客自身が行う「ハイブリッド式レジ」があたりまえの環境となっています。
有人と無人のメリットを取り込んだような仕組みですが、ただ、高性能なAI・センサー・カメラなどを使ってはいないので、決済の仕組み(無人化)として進化しているのかは腑に落ちないですが。

海外の無人コンビニ普及状況

海外の無人コンビニを普及推進について紹介します。
(詳細については、各国のWebサイトなどで確認をお願いします。)

  • 中国:
    中国では無人コンビニが急速に普及しています。大都市や観光地で多く見られ、スマートフォンアプリを使用して入店し、商品を選び、自動精算機で支払うことができます。
  • 韓国:
    韓国でも無人コンビニが一般的です。特にソウル市内や主要観光地で多く見られ、24時間営業や多様な商品ラインナップが魅力です。
  • アメリカ:
    アメリカでも無人コンビニが増加しています。主に大都市や大学キャンパスで見られ、セルフレジやウォークスルーなどの支払い方法が利用されています。
  • オーストラリア:
    オーストラリアでも無人コンビニが増加しており、特にシドニーやメルボルンなどの都市で見られます。現金主義の改革や24時間営業の需要に応えています。
  • ドイツ:
    ドイツでも無人コンビニが一部の都市で普及しています。セルフレジやウォークスルーなどのシステムが導入されており、利便性が高まっています。

まとめ

無人コンビニに限らずお店で品物を購入するときの無人化システムを日常化するまでにはテクノロジーに起因するよりも 人の意識・考え・ポリシーなどが大きな比重となるかもしれません。
今後は、ハイブリッド式レジのように「寄り道」をしながら、無人コンビニへの理解やキャッシュレス決済の利用をゆっくると進んでいくのだろうと思う。
いずれにしろ、無人コンビニの普及は将来の環境を想像すると必要な仕組みであると考えます。

FAM8

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