アメリカの最後の大手1ドルショップ「ダラー・ツリー(Dollar Tree)」が、2023年は11月23日、その標準価格を1.25ドルに値上げすると発表した。物価上昇の波にののまれてしまい、残念な出来事です。
そこで、アメリカへ旅行をした時には,是非 1ドルショップへもショッピングをして楽しむためにも 日本の百均も考慮したアメリカの1ドルショップの紹介です。
事前の参考にしてください。
アメリカの1ドルショップ
Dollar Tree
- 本社所在地: バージニア州チェサピーク
- 店舗数: 約15,000店舗
- 売上額: 2020年時点で約44億ドル(約4兆円)
- 従業員数: 約60,000人
- 強み: すべての商品が1ドル以下で販売されていること、全米展開の大手チェーンであること
- 弱み: 最近、標準価格を1.25ドル(約144円)に値上げしたことで、伝統的な1ドルショップのイメージが変わった。
Dollar General
- 本社所在地: テネシー州グッドレットスビル
- 店舗数: 約16,000店舗
- 売上額: 2020年時点で約96億ドル(約1兆円)
- 従業員数: 約150,000人
- 強み: 店舗数が多く、幅広い商品を提供していること
- 弱み: すべての商品が1ドル以下ではないこと
Family Dollar
- 本社所在地: バージニア州チェサピーク
- 店舗数: 約7,000店舗
- 売上額: 2020年時点で約38億ドル(約4300億円)
- 従業員数: 約60,000人
- 強み: アメリカ中に展開していること、多様な商品を提供していること
- 弱み: すべての商品が1ドル以下ではないこと
Five Below
- 本社所在地: ペンシルベニア州フィラデルフィア
- 店舗数: 約1,100店舗
- 売上額: 2020年時点で約27億ドル(約3100億円)
- 従業員数: 約10,000人
- 強み: 5ドル以下の商品を幅広く提供していること、特に子供向け商品が充実していること
- 弱み: すべての商品が1ドル以下ではないこと
99 Cents Only Stores
- 本社所在地: カリフォルニア州コマース
- 店舗数: 約350店舗
- 売上額: 2020年時点で約18億ドル(約2000億円)
- 従業員数: 約17,000人
- 強み: 99セント以下で商品を提供していること、多様な商品ラインナップ
- 弱み: 他の1ドルショップと比較して店舗数が少ないこと
1ドルショップで販売されてる商品
アメリカの1ドルショップは、日用品や食品などを手頃な価格で提供するお店です。
具体的な事例として、アメリカ版100円ショップ「Dollar Tree」の商品で紹介します。
- 文房具:
ペン、ノート、シャーペンなどの文房具が並んでいます。
アメリカの文房具は日本とは異なるデザインや使い勝手があります。 - パーティーグッズ:
ホームパーティー文化のアメリカでは、パーティーグッズが充実しています。
バースデーカード、飾り付け、お祝い用品などがあります。 - お菓子:
Hershey’sのチョコレートやm&m、HARIBOなど、アメリカブランドのお菓子が並んでいます。GODIVAのチョコも取り扱っています。 - 日用品:
歯ブラシ、洗剤、調味料、キッチン用具などがあります。
Colgate(コルゲート)1などの有名ブランド商品も取り扱っています。 - ギフトカード:
1ドルで購入できるギフトカードもあります。
ちょっとしたお礼を伝えたいときに便利です。
日本へのお土産にするおススメ商品
アメリカから日本へのお土産品として、1ドルショップでお手頃価格で購入できるおすすめの商品をいくつかご紹介します。
食品類
- ワイン:
アメリカのワイナリーで手に入るワインは、地元の味わいを楽しめます。
ただし、持ち込み制限に注意しましょう。 - コーヒー豆:
地元のコーヒーショップで手に入る香り高いコーヒー豆は、コーヒー好きな友人や家族に喜ばれること間違いなしです。 - キャラメルアーモンド:
アーモンドにキャラメルがコーティングされていて、美味しいおやつです。 - すいかのジャム:
アメリカらしいすいかのジャムは、日本ではなかなか手に入らない味わいです。
雑貨編
- トレーダージョーズハンドサニタイザー:
お土産にあげると必ず喜ばれるのがこのハンドサニタイザーです。 - トレーダージョーズエコバッグ:
環境に配慮したエコバッグは、使い勝手が良く、喜ばれること間違いなしです
子ども向け
- マカロニチーズ:
アメリカらしい味わいを楽しめる一品です。 - ポップコーン:
フレーバー豊富なポップコーンは、子どもたちに大人気です。 - カラフルなマシュマロ:
目を引く見た目のマシュマロは、楽しいお土産になります。 - スライムキット:
子どもたちに人気のスライムキットは、楽しいお土産になります。 - シールセット:
キラキラしたシールセットは、クリエイティブな子どもたちに喜ばれること間違いなしです。
キッチンアイテム
- シリコン製キッチンツール:
シリコン製のスプーン、ヘラ、ホイップなどは、日本のキッチンで使いやすく、おしゃれなデザインも魅力です。 - ミニケーキ型:
可愛らしい形のミニケーキ型は、お菓子作り好きに喜ばれること間違いなしです。 - アロマディフューザー:
アメリカの1ドルショップで手に入るアロマディフューザーは、リラックス効果があります。
お部屋に香りを広げてくれます。 - カラフルなキャンドル:
カラフルなキャンドルは、お部屋のアクセントになります。
アメリカの1ドルショップは日本に店舗あるのか?
アメリカの「1ドルショップ」は、日本国内には存在していませんが、逆に日本の大手100円ショップの「ダイソー」がアメリカで展開しています。
ダイソーのアメリカ進出について少しふれましょう。
ダイソー(Daiso)は、日本の100円ショップであり、海外では「Japanese dollar store」とも呼ばれています。
ダイソーは2005年に米国に100%出資の子会社を設立し、シアトルに米国1号店を開店しました。
その後、シアトルを中心に6店舗、サンフランシスコに10店舗、ロサンゼルスに29店舗と、西海岸の主要都市で店舗数を拡大してきました。特に最近はテキサス州ダラスにも初の店舗をオープンしました。
ダイソーは、アメリカの1ドルショップ市場で差別化を図り、成功を収めています。
以下はダイソーの成功要因です。
- ターゲティング戦略:
ダイソーは人種別のターゲット選定を行い、アジア系住民を初めとする多様な人々に受け入れられました。ロサンゼルスのトーランス市を選んだことで成功を収め、その後さらにLAを含む南カリフォルニア地域に店舗を増やしていきました。また、ヒスパニック系や白人系などの人種にも受容されるポジショニングを図りました。
- 価格と品質のバランス:
米国のダイソーでは、すべての商品が1ドルではなく、1.5ドルや2ドル、3ドルの商品も販売されています。この価格差は品質向上への投資を可能にし、他の1ドルショップと差別化を図りました。ダイソーの商品は他の1ドルショップよりも品質が高く、ユニークなデザインも特徴です。
- 自社開発と製造:
ダイソーは自社内にデザインチームを抱えており、ユニークな商品を生み出しています。自社製造により、価格を抑えつつ品質を維持しています。
日本の「100円ショップ」
2022年-2023年の売上高ランキングです。
大創産業(ダイソー;Daiso)
- 売上高: 5891億円
- 本社所在地: 広島県
- 従業員数: 不明
- 店舗数: 国内外合わせて6338店舗
- 強み: 幅広い商品ラインナップと国内外での展開。
- 弱み: 一部商品の品質や耐久性に課題がある。
セリア(Seria)
売上高: 2123億円
本社所在地: 岐阜県
従業員数: 不明
店舗数: 1923店舗
強み: 独自の商品開発とシンプルなデザイン。
弱み: 店舗数が他社に比べて少ない。
キャンドゥ(Can★Do)
売上高: 931億円
本社所在地: 不明
従業員数: 不明
店舗数: 1247店舗
強み: 低価格で多彩な商品を提供。
弱み: 一部商品の品質に改善の余地あり。
ワッツ
売上高: 583億円
本社所在地: 不明
従業員数: 不明
店舗数: 不明
強み: 電化製品や生活用品の幅広い品揃え。
弱み: 店舗数が他社に比べて少ない。
まとめ
アメリカの1ドルショップの1ドル商品は消えてしまい残念ではあるが、物価上昇の影響も当然の現実です。しかし アメリカの1ドルショップの商品は、おもしろく役立つ商品がいっぱいあります。アメリカへ行った際には是非ショッピングをして楽しみましょう。
- Colgate は、主に歯磨き粉、歯ブラシ、うがい薬、デンタルフロスなどの口腔衛生製品に使用されるアメリカのブランドです。 ↩︎