米国で今年、周期ゼミの一種「13年ゼミ」と「17年ゼミ」の発生が重なり、221年ぶりとなる数十億匹の大発生が起きようとしているとの話です。
今年、日本の夏でもセミの大量発生が起こるのだろうか?
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「13年セミ」と「17年セミ」は、どんなセミなのか
「13年セミ」と「17年セミ」は、北米に生息する「周期ゼミ」と呼ばれるセミの一種です。
13年または17年間を土の中で幼虫として過ごし、地上に出て羽化します。
13年セミ: 4種類存在し、体長は約2.5~3cm、緑褐色の体色と透明な翅を持ちます。
17年ゼミ: 3種類存在し、体長は約2~2.5cm、赤褐色の体色と茶色い翅を持ちます。
米国での大量発生の要因
発生時期:
2024年5月中旬~7月下旬
地域によって異なりますが、ピークは5月下旬~6月中旬と予想されています。
発生匹数:
数十億匹と予想されています。
地域によっては1兆匹に達する可能性があるとのことです。
過去の大量発生:
1803年: 13年ゼミと17年ゼミが前回同時に発生した年
1789年: 13年ゼミのみ大量発生した年
1775年: 17年ゼミのみ大量発生した年
原因:
13年ゼミと17年ゼミの発生周期が重なったため
この大規模な同時発生は221年ぶりの発生です。
日本の今年夏、セミの大量発生が起こるか
結論からは、日本で米国のようなセミの大量発生はおこりません。
今年はカメムシが大量発生していますが、セミは例年並みの予想です。
(地域により異なります。)
但し、発生状況は、天候や気温などの影響を受けるため、発生状況は変わる場合もあります。
主な発生予想
- 関東地方:
- 東京都心部: 例年並み~やや多め
- 千葉県: 例年並み~やや少なめ
- 埼玉県: 例年並み
- 東海地方:
- 愛知県: 例年並み~やや少なめ
- 静岡県: 例年並み
- 関西地方:
- 大阪府: 例年並み~やや少なめ
- 京都府: 例年並み
- 兵庫県: 例年並み~やや多め
- 東北地方:
- 宮城県: 例年並み
- 山形県: 例年並み
- 福島県: 例年並み
- 九州地方:
- 福岡県: 例年並み
- 熊本県: 例年並み
- 大分県: 例年並み
癒しの「ひぐらし」
ちょっと一息ですが、
「ひぐらし」の鳴き声は、夏の暑さへの癒しと個人的に思っています。
鳴き声を思い出すと、田舎の夕方が目に浮かびませんか。
「ひぐらし」について少し解説をします。
ひぐらしの鳴き声が最も盛んな時期は、地域によって多少異なりますが、 一般的に7月下旬から8月中旬にかけてです。
1日の内の時間帯としては、 朝5時頃から日没後30分ほどまで鳴きます。
気候によって鳴く時間帯が変わります。
気温が高い: 朝早くから晩まで鳴く
気温が低い: 朝晩のみ鳴く
ひぐらしの鳴き声を聴くのに最適な場所です。
森や山: ひぐらしが生息する自然環境に囲まれている
公園: 街中でも比較的自然に近い環境でひぐらしの鳴き声を聴ける
ひぐらしの鳴き声は、夏を感じさせてくれる風情があります。
夜空を見上げながら、ひぐらしの鳴き声を聴いてみてはいかがでしょうか。