米有力紙ニューヨーク・タイムズ電子版は1月7日、世界の旅行先で「2025年に行くべき52カ所」を発表し、日本では30番目に富山、38番目に大阪を選んでいることが話題となった。
この発表で選ばれる旅先は、世界中の旅行者にとって重要なガイドラインとなっています。
ここで選ばれる都市などが、選ばれるプロセスを探ってみた。
選考の背景
2005年から始まった、ニューヨーク・タイムズの「行くべき52カ所」は、毎年1月に発表され、世界中の旅行先を紹介することを目的としています。
現在では、旅行トレンドや社会的な変化を反映し、選定基準も年ごとに見直され、特に、観光や地域の復興が重要視されるようになっています。
選考プロセスの詳細
選考は、旅行編集者や特派員、ライターからなる専門家チームによって行われます。
彼らは、各地の観光局や旅行業界の専門家と連携し、文化、自然、歴史、持続可能性などの要素を総合的に評価します。
評価は、各専門家が得た情報や知見などを基に、客観的かつ抽象的に都市や建築物などを推薦し、決めていると思われます。
具体的な選考例
2025年のリストには、富山市と大阪市が選ばれました。
富山市は、隈研吾が設計した「ガラス美術館」や伝統行事「おわら風の盆」が評価され、文化的な魅力が強調されています。
大阪市は「グラングリーン大阪」や2025年の大阪・関西万博に注目が集まり、進歩的な都市としての魅力が評価されています。
過去には、2024年に山口市、2023年に盛岡市と福岡市、2022年に京都市 が選ばれています。
選考結果の発表
毎年1月に発表されます。
この発表は、メディアや観光業界に大きな影響を与え、選ばれた都市や地域は、観光客の増加が期待され、地域経済の活性化にも寄与します。
まとめ
ニューヨーク・タイムズの「行くべき52カ所」は、旅行者に新たなインスピレーションを与え、訪れるべき場所を提案します。今後の選考プロセスにも期待が寄せられます。