気象庁は、地球温暖化・エルニーニョ現象の影響により今年は。猛暑日が増えるとの予測を発表しました。
近づく猛暑の季節を過ごすため、一戸建てでの猛暑対策を紹介します。事前準備に役立てください。
猛暑の予想
気象庁によると、今年の夏は太平洋高気圧の張り出しが強く、暖かく湿った空気が流れ込みやすい。平均気温が「高い」確率は北日本50%、東・西日本60%、沖縄・奄美70%。過去の予想と比べても、高い確率だとしています。
気温についての知識
「猛暑日、真夏日、真冬日」とは
最高気温が
猛暑日:35℃以上の日
真夏日:30℃以上の日
夏日 :25℃以上の日
真冬日:0℃未満の日
冬日 :最低気温が0℃未満の日
熱帯夜とは
夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜のことをいいます。
フェーン現象とは
湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で吹く乾燥した高温の風のことを「フェーン」と言い、そのために付近の気温が上昇することを「フェーン現象」と呼びます。
これは、湿潤な空気が山を吹き上がる時は、湿潤な空気に含まれる水蒸気を雨として降らせながら100メートルにつき0.5℃の割合で気温が下がり、逆に山を吹き下りる時は、乾燥した空気が100メートルにつき1℃の割合で上昇しながら吹き下りるために起こります。
快適に過ごすための対策
窓から入る熱を減らす方法
外付けブラインドやオーニングの取り付け:
太陽の光が直接窓に当たるのを防ぎ、部屋の中の温度を下げます。
断熱シートや断熱フィルムの使用:
ホームセンターで入手できる断熱材を窓に貼り付けることで、日射を遮断します。
部屋の温度差をなくす方法
サーキュレーターの使用:
エアコンの冷気が底にたまるのを防ぐため、サーキュレーターを使って空気を循環させましょう。
屋根の高断熱化:
屋根の熱が天井に侵入するのを防ぐため、高断熱化を検討してください。
夜間の対策
エアコンを適切に使用:
節約のためにエアコンを消さないようにしましょう。
夜間も適切な温度で快適に過ごせるように注意しましょう。
窓の位置に注意
東と西の窓に要注意:
太陽が低い位置にある朝日(東面)と夕日(西面)の窓からの日射を遮る工夫をしましょう。
長期的な事前対策案
太陽エネルギーを活用する庭園
一戸建ての庭に太陽光発電パネルを設置して、家庭用電力を自給自足できるようにしましょう。
余剰の電力は電力会社に売ることもできます。
太陽光発電パネルの下に、涼しいシートやハンモックを設置して、夏の日差しを楽しむスペースにするのも良いアイディアです。
屋上ガーデン
屋根やバルコニーを利用して、屋上ガーデンを作りましょう。植物を育てることで、冷却効果を得られ、室内の温度を下げることができます。
屋上ガーデンは、リラックスした時間を過ごす場所にもなります。
自然の風を活用するデザイン
家の配置や窓の位置を工夫して、風通しを良くしましょう。
風が通ることで室内の温度を下げることができます。
開放的なデザインの中庭や中庭風のスペースを作成して、風を取り入れましょう。
水を活用する
プールや小さな噴水を設置して、涼しさを感じる場所を作りましょう。
植物に水を与えるための散水システムを設置することで、庭の温度を下げることができます。
まとめ
これらのアイディアを参考に、少しでも心地よく暑い季節を過ごす準備に役立ててください。
また、熱中症対策は、この対策と同時に最も重要です。事前の準備、対策の知識を身につけていきましょう。