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【規模拡大のクラウドサービス市場】米国・日本・中国のクラウド企業と10年後の市場

デジ活情報

マイクロソフト、グーグルなど日本への資本投資による今後の戦略が加速してきました。
世界のクラウドサービス事業企業を知り、将来のクラウドサービス市場の変化を考えましょう。

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クラウドサービス事業のビジネスモデル

クラウドサービスとは、IT企業などが自社のデータセンターに保有するソフトウエアやハードウエア、データなどを インターネット経由でユーザーに提供するサービスのことです。
一般的には、利用量に応じて料金を支払います。無料で使えるサービスもあります。

クラウドサービス市場の最近動向

パブリッククラウド1の2023年の世界市場規模は、5973億ドル(前年比21%増)の見込み。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)需要による市場拡大。
生成AI、Web3、メタバースなど新興国の台頭による市場成長を後押し。
企業向けは、相変わらずの米国企業が高いシェアを有しているが、アジア圏中心に中国勢が増えてきています。
国内は、官公庁関連でパブリッククラウドの採用が進んでいます。

売上が伸びている企業

世界のクラウドサービス事業社において、売上を伸ばしている主な企業を紹介します。

Amazon Web Services (AWS)

  • 本社所在地: アメリカ合衆国(シアトル、ワシントン州)
  • 売上: 2021年の売上は約300億ドル
  • 従業員数: 世界中で約150万人
  • 日本内でのシェア: AWSは日本のクラウド市場でトップのシェアを持っています。
  • ビジネスモデル: AWSはIaaS(Infrastructure as a Service)プロバイダーであり、インフラストラクチャを提供しており、顧客は必要に応じてリソースを利用できます。

Microsoft Azure

  • 本社所在地: アメリカ合衆国(レッドモンド、ワシントン州)
  • 売上: 2021年の売上は約200億ドル
  • 従業員数: 世界中で約16万人
  • 日本内でのシェア: 日本のクラウド市場で2番目のシェアを持っています。
  • ビジネスモデル: Microsoft AzureはIaaSおよびPaaS(Platform as a Service)プロバイダーであり、クラウドプラットフォームとアプリケーションの開発・管理をサポートしています。

Google Cloud Platform (GCP)

本社所在地: アメリカ合衆国(マウンテンビュー、カリフォルニア州)
売上: 2021年の売上は約140億ドル
従業員数: 世界中で約20万人
日本内でのシェア: 日本のクラウド市場で3番目のシェアを持っています。
ビジネスモデル: GCPはIaaSおよびPaaSプロバイダーであり、データ分析、機械学習、アプリケーション開発などをサポートしています。

IBM Cloud

  • 本社所在地: アメリカ合衆国(アーモンク、ニューヨーク州)
  • 売上: 2021年の売上は約100億ドル
  • 従業員数: 世界中で約30万人
  • 日本内でのシェア: 日本のクラウド市場で4番目のシェアを持っています。
  • ビジネスモデル: IBM CloudはIaaSおよびPaaSプロバイダーであり、企業向けのクラウドソリューションを提供しています。

Salesforce

  • 本社所在地: アメリカ合衆国(サンフランシスコ、カリフォルニア州)
  • 売上: 2021年の売上は約250億ドル
  • 従業員数: 世界中で約6万人
  • 日本内でのシェア: 日本国内におけるパブリッククラウドのシェアでは、Salesforceは上位ベンダーとして名を連ねています。
  • ビジネスモデル: SalesforceはクラウドベースのCRM(顧客関係管理)ソリューションを提供しており、営業支援、カスタマーサービス、マーケティング、アプリケーション開発などの領域で活躍しています。
    Salesforceのプラットフォームは、企業が顧客との関係を強化し、ビジネスプロセスを効率化するためのツールを提供しています。
    Salesforceは、クラウドベースのアプリケーションを通じて、顧客とのコミュニケーションを改善し、ビジネスの成長を促進しています

中国のクラウドサービス事業社

中国のクラウドサービス市場は急速に成長しており、世界的なクラウドプロバイダーと同様に中国のクラウドサービス企業も注目を集めています。

阿里(アリ)クラウド(Alibaba Cloud)

本社所在地: 中国・杭州
売上: 2021年時点で37%のシェアを獲得し、中国のクラウド市場で首位を維持しています。
従業員数: 非公開
日本内でのシェア: 非公開
ビジネスモデル: インフラストラクチャー(IaaS)、プラットフォーム(PaaS)、ソフトウェア(SaaS)の提供を行っています。

華為(ファーウェイ)クラウド(Huawei Cloud)

本社所在地: 中国・深圳
売上: 中国のクラウド市場で2位
従業員数: 非公開
日本内でのシェア: 非公開
ビジネスモデル: クラウドサービスの提供、AI、ビッグデータ、IoTなどの技術を活用したソリューションを提供しています。

騰訊(テンセント)クラウド(Tencent Cloud)

本社所在地: 中国・深圳
売上: 中国のクラウド市場で3位
従業員数: 非公開
日本内でのシェア: 非公開
ビジネスモデル: クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AI、IoTなどの分野でサービスを提供しています。

AWS(外資)

本社所在地: アメリカ
売上: 中国のクラウド市場で存在感を示していますが、国内でのシェアは限られています。
従業員数: 非公開
日本内でのシェア: 非公開
ビジネスモデル: インフラストラクチャーサービス(IaaS)を提供しています。

Azure(外資)

本社所在地: アメリカ
売上: 中国のクラウド市場で存在感を示していますが、国内でのシェアは限られています。
従業員数: 非公開
日本内でのシェア: 非公開
ビジネスモデル: インフラストラクチャーサービス(IaaS)を提供しています。
これらの企業は、中国のクラウド市場において重要な役割を果たしており、今後も成長が期待されています

日本のクラウド事業社

KDDI (株式会社KDDI)

本社所在地: 東京都千代田区
売上高: 5兆6千億円
従業員数: 約107万人
日本内でのシェア: 19.0%
ビジネスモデル: 通信事業、クラウドサービス、ITソリューション

富士通 (株式会社富士通)

本社所在地: 東京都港区
売上高: 3兆7千億円
従業員数: 約33万人
日本内でのシェア: 9.0%
ビジネスモデル: ITサービス、クラウドサービス、通信

NTTデータグループ (NTTデータグループ)

本社所在地: 東京都港区
売上高: 3兆4千億円
従業員数: 約25万人
日本内でのシェア: 7.4%
ビジネスモデル: ITコンサルティング、システムインテグレーション、クラウドサービス

日本電気 (NEC Corporation)

本社所在地: 東京都港区
売上高: 3兆3千億円
従業員数: 約17万人
日本内でのシェア: 5.1%
ビジネスモデル: ITソリューション、ネットワーク、クラウド

野村総合研究所 (野村総合研究所株式会社)

本社所在地: 東京都中央区
売上高: 6,900億円
従業員数: 約11万人
日本内でのシェア: 16.2%
ビジネスモデル: コンサルティング、ITソリューション、金融

10年後のクラウド事業は変化する

クラウドサービス事業は、企業がデータやアプリケーションをインターネットを介して提供・利用するビジネスモデルです。
10年後のクラウドサービス事業の未来について仮説を立ててみましょが、どのように変わっている(仮説)

  • SDPF(Smart Data Platform)2 クラウド/サーバーの安全性向上:
    10年後には、クラウドは最も安全なIT環境となると予測されています。
    企業はクラウドを活用して、データの保護やセキュリティを強化するでしょう。
  • AIとの融合:
    クラウドはAIと連携し、データ分析や予測モデルの構築に活用されます。
    企業はAIを使って、効率的な意思決定や顧客対応を行うでしょう。
  • ローコード/ノーコード3開発の普及:
    ローコード/ノーコードプラットフォームは、プログラミング知識がない人でもアプリケーションを作成できるツールです。
    企業や個人が簡単にアプリを開発し、ビジネスプロセスを効率化するでしょう。
  • クラウドの多様化:
    AWSやAzureなどのパブリッククラウドサービスに加え、企業は自社専用のプライベートクラウドを構築することも増えるでしょう。
    クラウドサービスの選択肢が増え、ニーズに合ったサービスを提供できるようになります。
  • クラウドの普及に伴う教育の重要性:
    クラウド技術の普及に伴い、クラウドエンジニアやセキュリティ専門家の需要が高まるでしょう。

まとめ

現在、データセンターの投資、技術者への投資、研究開発への投資など活発となっています。デバイスや通信方法などのテクノジーも想像ができないほどの進歩が、今まで以上に加速すると想像できます。
今、目に入る現実からの将来ではなく 想像をはたらかせた将来像を思い浮かべましょう。

この先が楽しみになりますね。

  1. 広く一般のユーザーや企業向けにクラウドコンピューティング環境をインターネット経由で提供するサービスのこと。 ↩︎
  2. SDPF(Smart Data Platform)とは、NTTコミュニケーションズのデータ利活用基盤です。
    SDPF クラウド/サーバーはSDPFのコアとなるIaaSメニューとして、DXに必要なネットワーク、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼な企業向けサービスです。 ↩︎
  3. 開発者がコードを書かなくても、ビジュアル開発ツールやテンプレートを使って、アプリケーションを開発することができるプラットフォームです。 ↩︎
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