ドジャースの大谷翔平選手がナショナルリーグの週間最優秀選手「週間MVP」に選ばれました。
大谷選手の受賞は今シーズン2回目となり、今シーズンのMVP受賞への期待が、更に膨らむ週間MVPです。
過去のMLB選手の記録を合わせて、大谷選手の受賞を祝福しましょう。
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大谷選手、今シーズン2回目「週間MVP」受賞
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が、6月17日から23日のナショナル・リーグの週間MVPに選ばれました。
今季2度目の受賞となり、昨季まで在籍したアメリカン・リーグのエンゼルスでの7度と合わせ、日本勢最多の通算受賞回数を9度に更新した。
対象期間は6月17日~23日で、6試合で打率4割5分8厘、4本塁打、11打点をマークしました。
週間MVP制度の導入は、いつから
メジャーリーグにおける週間MVP制度は、1974年に導入されました。
それまでは、各リーグで月間MVPを選出する制度でしたが、より短い期間で活躍した選手を称えるために、週間MVPが設けられました。
初代受賞者は、アメリカン・リーグがアスレチックスのレジー・ジャクソン選手、ナショナル・リーグがブレーブスのハンク・アーロン選手でした。
週間MVPは、現在に至るまで、メジャーリーグで最も権威のある個人賞の一つとして、選手たちの活躍を評価する指標となっています。
週間MVP受賞 トップ5
週間MVPの通算受賞回数の多い順です。
( )内の年度は、最終の受賞年度(2024年6月時点)となります。
1位: バリー・ボンズ(外野手) – 12回
歴代最多記録を持つボンズは、圧倒的な打撃力で週間MVPを量産しました。長打力と打率、出塁率の高さで、投手にとって脅威の存在でした。
2位: アルバート・プホルス(内野手) – 11回
長年に渡り活躍を続けるプホルスは、その安定感と勝負強さで週間MVPを獲得してきました。ベテランになっても衰えることのない打棒は、投手にとって悪夢のような存在です。
3位: デビッド・オルティーズ(指名打者) – 10回
「ビッグ・パピー」の愛称で親しまれたオルティーズは、その豪快な打撃でファンを魅了しました。勝負強い打撃でチームを勝利に導き、多くの週間MVPを獲得しました。
4位: アレックス・ロドリゲス(内野手) – 9回
現役時代はメジャー屈指の名選手として活躍したロドリゲスは、そのパワーと技術で週間MVPを手にしました。三冠王にも輝いた実績は、その実力を証明しています。
5位: タイロン・スミス(外野手) – 9回
1980年代に活躍したスミスは、その俊足と巧打で週間MVPを獲得しました。守備でも貢献できるユーティリティープレイヤーとして、チームに欠かせない存在でした。
大谷翔平選手は、現在9回の受賞で5位タイに並んでいます。今後は更なる受賞を目指し、記録更新に期待がかかります。
なお、週間MVPは比較的新しい賞であり、1998年にアメリカン・リーグ、2000年にナショナル・リーグで導入されました。そのため、過去の偉大な選手の中には対象期間外のものもいる可能性があります。
メジャーリーグ連続試合ホームラン記録 トップ5
1位:1953年 ウィリー・メイズ選手(ニューヨーク・ジャイアンツ) 9試合
1953年5月22日から30日にかけて、メジャー史上唯一となる9試合連続ホームランを達成しました。
この記録は現在も破られていません。メイズ選手は、この期間中42打数で23安打、打率.548、打点23、長打率.857という驚異的な成績を残しました。
2位:1987年 ドン・マッティングリー選手(ニューヨーク・ヤンキース) 8試合
1987年5月15日から22日にかけて、8試合連続ホームランを達成しました。
マッティングリー選手は、この期間中32打数で18安打、打率.563、打点16、長打率.938と、メイズ選手に迫る活躍を見せました。
3位(タイ):1956年 デール・ロング選手(ピッツバーグ・パイレーツ) 8試合
1956年5月23日から30日にかけて、8試合連続ホームランを達成しました。
3位(タイ):1993年 ケン・グリフィー・ジュニア選手(シアトル・マリナーズ) 8試合
1993年7月27日から8月3日にかけて、8試合連続ホームランを達成しました。
5位:2022年 アーロン・ジャッジ選手(ニューヨーク・ヤンキース) 7試合
2022年5月24日から30日にかけて、7試合連続ホームランを達成しました。
ジャッジ選手は、この期間中34打数で19安打、打率.559、打点14、長打率.853と、こちらも素晴らしい活躍を見せました。
メジャーリーグの歴史において、連続試合ホームラン記録は打者にとって究極の栄誉の一つです。
メジャーリーグ連続試合打点記録 トップ5
1位:2004年 ゲイリー・シェフォード選手(アトランタ・ブレーブス) 11試合
2004年7月18日から28日にかけて、11試合連続打点を記録しました。
シェフォード選手は、この期間中41打数で16安打、打率.390、打点11、長打率.585と、打撃だけでなく、チャンスメークでも重要な役割を果たしました。
2位:1995年 カーティス・グランダムソン選手(デトロイト・タイガース) 10試合
1995年6月19日から28日にかけて、10試合連続打点を記録しました。
グランダムソン選手は、この期間中41打数で17安打、打率.415、打点10、長打率.634と、チャンスに強さを見せつけました。
3位(タイ):1941年 テッド・ウィリアムズ選手(ボストン・レッドソックス) 10試合
1941年8月13日から22日にかけて、10試合連続打点を記録しました。
3位(タイ):2003年 アレックス・ロドリゲス選手(テキサス・レンジャーズ) 10試合
2003年8月2日から12日にかけて、10試合連続打点を記録しました。
5位(タイ):2013年 カルロス・ベタンコート選手(テキサス・レンジャーズ) 10試合
2013年5月2日から11日にかけて、10試合連続打点を記録しました。
連続試合打点記録は、打者にとってチームの勝利に貢献し続ける能力の指標の一つです。
メジャーリーグ史上、ホームランの飛距離が長い選手トップ7
メジャーリーグ史上、ホームラン飛距離が長い選手トップ7の紹介です。
これらのデータは、主にStatcastが導入された2015年以降のものから2024年6月時点までの記録に基づいています。
Statcastとは、MLBの公式データ提供システムで、ホームランの飛距離を含むさまざまな打球データを詳細に記録しています。したがって、下記のホームラン飛距離記録は、2015年から2024年6月までの間に記録されたデータです。
- ノマー・マザラ(Nomar Mazara)
505フィート(約154メートル) – テキサス・レンジャーズ(2019年6月21日) - ジャコビー・エルズベリー(Jacoby Ellsbury)
496フィート(約151メートル) – ボストン・レッドソックス(2011年9月24日) - ギアンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)
504フィート(約154メートル) – マイアミ・マーリンズ(2016年8月6日) - ギアンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)
494フィート(約150メートル) – マイアミ・マーリンズ(2015年5月12日) - アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)
495フィート(約151メートル) – ニューヨーク・ヤンキース(2017年6月11日) - トレバー・ストーリー(Trevor Story)
505フィート(約154メートル) – コロラド・ロッキーズ(2018年9月5日) - ギアンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)
493フィート(約150メートル) – マイアミ・マーリンズ(2016年7月6日)
大谷翔平のホームラン飛距離で、最も長いのは、メジャーで何位
大谷翔平選手の最も飛距離の長いホームランは、2021年6月8日に対カンザスシティ・ロイヤルズ戦で記録した470フィート(約143メートル)です。
大谷選手の記録は、8位となります。
まとめ
今シーズン中に、週間MVP受賞は幾度となる可能性があり、大谷選手の活躍を期待するばかりです。
打撃に専念している今シーズンは、多くの驚くような記録を塗り替えて シーズンでのMVP受賞のニュースが待ち望まれます。