大谷翔平も達成!なぜこの記録は「異次元」なのか?
メジャーリーグでは、毎年夏に前半戦の締めくくりとして「オールスターゲーム」が開催されます。
その前までに30本塁打以上を放つことは、ただの好成績ではなく、超一流の証とされています。
なぜか?
それはこの記録が「才能 × 健康 × コンディション × 運」がすべてそろわなければ到達できない、極めて難しい記録だからです。
🎯 そもそも、オールスター前30本塁打ってどれくらいすごい?
- MLBの前半戦(開幕〜7月中旬)は通常約90試合ほど。
- 30本塁打を打つには、3試合に1本ペースのホームランが必要。
- これは、年間換算で54〜60本ペースに相当します。
つまり、「オールスター前に30本以上」は、「その年のホームラン王を狙えるペース」を意味し、数年に一度しか見られないレアな出来事です。
✅ 最新!2025年に達成した選手たち
2025年シーズン、以下の3選手がこの偉業を達成しました:
- カル・ローリー(マリナーズ):33本
→ スイッチヒッターでキャッチャーという“最も過酷なポジション”ながら史上初の快挙! - 大谷翔平(ドジャース):30本
→ 日本人初、そして史上まれに見る“3度目”の30本到達! - アーロン・ジャッジ(ヤンキース):30本
→ ヤンキースの主砲として、これで通算4度目の達成!

🏆 歴代でも3回以上達成したのはたったの4人!
この「オールスター前30本以上」という記録を3回以上達成した選手は、MLBの長い歴史でもたったの4人しかいません:
選手名 | 達成回数 | 年代 |
---|---|---|
マーク・マグワイア | 4回 | 1987, 1997, 1998, 2000 |
アーロン・ジャッジ | 4回 | 2017, 2022, 2024, 2025 |
ケン・グリフィーJr. | 3回 | 1994, 1997, 1998 |
大谷翔平 | 3回 | 2021, 2023, 2025 |
この表を見ても、大谷選手の名前がこの“怪物級スラッガーたち”と肩を並べていることがいかにすごいか、よく分かります。
✨ 「2回達成」でもレジェンド級!
3回未満でもこの記録を2回達成している選手たちは以下のとおり:
選手名 | 達成年 |
---|---|
バリー・ボンズ | 2001, 2003 |
サミー・ソーサ | 1998, 1999 |
ウィリー・スターゲル | 1971, 1973 |
どの選手も、通算で500本塁打以上を放った伝説的スラッガーばかり。
やはり、この記録に偶然はありません。
💡 なぜ、そんなに難しいのか?

オールスター前に30本打つには、次のような「すべての条件」がそろわなければなりません:
- フル出場する健康管理
- スランプ知らずの安定感
- 打者有利の球場でも確実に仕留める技術
- 対戦投手の徹底マークを打ち破る集中力
つまり、この記録は“ホームランバッターの理想像”そのものとも言えるのです。
🔥 大谷翔平の異次元ぶりが際立つ!
2025年で3回目の達成となった大谷翔平。彼のすごさはそれだけに留まりません
- 毎年、相手に徹底マークされる中での本塁打量産
- 球団を移籍しても変わらぬ成績
- 二刀流で体力的ハンデがあるにもかかわらず…!
正直、常識では考えられない記録です。
No. 30 FOR SHOHEI OHTANI 😤 pic.twitter.com/CRddJEw1S2
— MLB (@MLB) July 2, 2025
🏁 結論:この記録は「歴史をつくる人間」しか達成できない
オールスター戦前に30本塁打以上を放つという記録は、“野球の神様に選ばれた存在”と言っても過言ではありません。
過去には年間70本を超えたマグワイアや、ニューヨークを熱狂させたジャッジ、そして今、世界中が注目する大谷翔平がその記録を手にしています。
後世まで語り継がれるこの記録、2025年シーズンもぜひ注目していきましょう。
rakuten