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AWSの未来を展望:驚異的な成長と進化の10年間

IT

アマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)が、5月14日に、クラウドサービス部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のCEOをアダム・セリプスキー氏がCEOを退き、後任には6月3日付でマット・ガーマン氏が就くことを明らかにしました。

会社のトップが交代するAWSの今後10年を興味を持って予測をしてみた。

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AWSの概要

https://pixabay.com/photos/cloud-monitor-cloud-computing-4165397/

AWS (Amazon Web Services)は、Amazon.comが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。

インターネット経由で、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、機械学習、人工知能、IoT、モバイル、セキュリティなど、幅広いサービスをオンデマンドで利用ができます。

特長

  • スケーラビリティ:
    サービスを必要に応じて簡単に拡張・縮小できるので、ビジネスの成長や変動に柔軟に対応ができる
  • コスト効率:
    利用した分だけ課金される従量課金制なので、初期投資を抑え、コストを削減できます。
  • 信頼性:
    99.999999999%(10年間に1秒未満の停止時間)の可用性を誇るデータセンターで、安定稼働を実現しています。
  • セキュリティ:
    業界最高レベルのセキュリティ対策を施しています。
  • グローバル性:
    世界各地にデータセンターを展開しているので、低遅延で高品質なサービスを提供しています。

サービス

https://pixabay.com/photos/skyscraper-clouds-reflect-mirrors-90560/

AWSは、100種類以上のサービスを提供し、さまざまなユースケースに対応をしています。
代表的なサービスです。

  • コンピューティング:
    Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)、Amazon Elastic Container Service (ECS)、Amazon Lambdaなど
  • ストレージ:
    Amazon Simple Storage Service (S3)、Amazon Elastic Block Store (EBS)、Amazon Glacierなど
  • データベース:
    Amazon Relational Database Service (RDS)、Amazon DynamoDB、 Amazon Auroraなど
  • ネットワーキング:
    Amazon Virtual Private Cloud (VPC)、Amazon Elastic Load Balancing (ELB)、Amazon Route 53など
  • 分析:
    Amazon Redshift、 Amazon Kinesis、 Amazon QuickSightなど
  • 機械学習:
    Amazon Sage Maker、 Amazon Recognition、 Amazon Pollyなど
  • 人工知能:
    Amazon Lex、 Amazon Comprehend、 Amazon Forecastなど
  • IoT:
    Amazon Web Services IoT Core、 Amazon Kinesis Data Streams、 Amazon CloudWatchなど
  • モバイル:
    Amazon Cognito、 Amazon SNS、 Amazon SQSなど
  • セキュリティ:
    Amazon CloudTrail、 Amazon Guard Duty、 AWS Identity and Access Management (IAM)など

用途

AWSは、さまざまな業種・業態で利用されています。
以下は、AWSの主な利用シーンです。

  • Webサイト・アプリケーションのホスティング:
    EC2やELBなどを利用して、Webサイトやアプリケーションをホスティングできます。
  • データ分析:
    RedshiftやKinesisなどを利用して、大量のデータを分析できます。
  • 機械学習:
    SageMakerなどを利用して、機械学習モデルを開発・運用できます。
  • モバイルアプリ開発:
    CognitoやSNSなどを利用して、モバイルアプリを開発できます。
  • IoTソリューション開発:
    AWS IoT Coreなどを利用して、IoTソリューションを開発できます。

AWSの売り上げ

AWSの売上

  • 2023年: 230億5900万ドル(前年比12%増)
  • 2022年: 202億7800万ドル(前年比37%増)
  • 2021年: 167億4400万ドル(前年比33%増)

Amazon全体に占める割合

  • 2023年: 12%
  • 2022年: 11%
  • 2021年: 10%

今後10年間のAWSビジネス予測

今後10年間のAWSビジネスを予測してみましょう。

市場規模の拡大

  • 10年間で、クラウドコンピューティング市場全体は4倍以上に成長すると予測されています。
  • AWSは市場シェアを維持・拡大し、年間20%以上の成長を続けると予想されます。
  • 2033年には、1兆ドル規模の事業になると推測されています。

成長を牽引する5つの柱

  1. ハイブリッド・マルチクラウドの普及:
    企業は、オンプレミス環境とクラウド環境を組み合わせたハイブリッド・マルチクラウドアーキテクチャを積極的に導入していくと考えられます。
    AWSは、この分野におけるリーダーシップを強化し、ハイブリッド・マルチクラウドソリューションの提供に注力していくでしょう。
  2. エッジコンピューティングの台頭:
    エッジコンピューティングは、データ処理をデバイス側で行う分散型コンピューティングモデルです。
    AWSは、エッジコンピューティングサービスの開発・提供を積極的に進めることで、IoTや5Gなどの新たな市場機会を捉えていくでしょう。
  3. 人工知能・機械学習の進化:
    人工知能・機械学習は、あらゆる業界でビジネス変革を推進する力となっています。
    AWSは、Amazon SageMakerなどのAI/MLサービスをさらに進化させ、企業のAI/ML導入を支援していくでしょう。
  4. データ分析の重要性向上:
    データ分析は、企業にとって意思決定の重要な基盤となっています。
    AWSは、Amazon Redshiftなどのデータ分析サービスを強化し、企業のデータドリブンな経営を支援していくでしょう。
  5. サイバーセキュリティへの脅威拡大:
    サイバーセキュリティ脅威はますます巧妙化しており、企業にとって重要な課題となっています。AWSは、Amazon Web Services Security Hubなどのセキュリティサービスを強化し、企業のセキュリティ対策を支援していくでしょう。

その他注目点

  • 業界特化ソリューションの拡充:
    AWSは、ヘルスケア、製造業、金融、小売など、特定の業界向けに特化したソリューションの開発・提供を積極的に進めていくでしょう。
  • グローバル展開の加速:
    AWSは、世界中のリージョンにデータセンターを開設し、グローバルな顧客基盤をさらに拡大していくでしょう。
  • 持続可能性への取り組み:
    AWSは、再生可能エネルギーの利用やデータセンターの効率化など、持続可能性への取り組みを进一步強化していくでしょう。

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