「昔はよかった…」と言う昭和世代と、「そんなの信じられない!」と驚く令和世代。
もし昭和のサラリーマンがタイムスリップして令和のオフィスに現れたら、開口一番こう叫ぶことでしょう。
「えっ、会社に来なくていいの!? 」「飲み会はリモート!? 」「え?ヨガ!? 会社で!?」
逆に令和の若手社員が昭和の会社にタイムスリップすれば、「新人は宴会で裸踊り!? 」「運動会で本気の骨折!? 」「社訓の絶叫朝礼って…軍隊?」と、驚愕の連続に違いありません。
かつての常識が、今ではありえないものに。
そして、今の常識も、数十年後には「そんな時代もあったね」と笑われる日が来るのかもしれません。
そんな「昭和 vs 令和の社内行事」を10個厳選し、「昔の会社ってこんなだったの!?」という驚きとともに、「今の会社ってめちゃくちゃ自由じゃない?」と感じる現代のトレンドを紹介します!
それでは、タイムスリップ感覚で楽しんでください!
昭和の社内行事:今では考えられない10選!

昭和30年~昭和63年の時代、高度成長期、好景気など日本の企業では今では信じられないような社内行事が当たり前のように行われていました。
令和の感覚では「マジか!?」と思うものばかりですが、当時の社会背景を考えれば納得できるもの・・・・・。
そんな昭和の社内行事を10個厳選し、紹介します!
一斉禁煙デー(ただし、翌日からまた吸う)
現代では「社内全面禁煙」や「敷地内全面禁煙」などが当たり前ですが、昭和のオフィスでは、各自の机に灰皿を置きタバコの吸い殻が山盛りで、オフィス内はタバコの煙で真っ白! というのが日常でした。
そんな中、「健康増進のために禁煙デーを設けよう!」と会社が決めるものの、翌日からは「やっぱり仕事の合間の一服は最高だよな!」と元通りに。
上司のデスクには灰皿が鎮座し、むしろ部下がタバコに火をつけるのがマナーだったり…!?
社員旅行で「強制宴会」&「芸披露」
今でも社員旅行はありますが、昭和のそれは一味違う!
旅館の宴会場に全員集合し、「新入社員は何か芸をやれ!」と強制指名は当たり前で パワハラなんてことにはならない新人の登竜門でした。
「裸踊り」「一発ギャグ」「モノマネ」など、ウケないと上司から「お前、それでいいのか?」と謎のプレッシャーが与えられ、さらに、酔っぱらった部長が「よーし、二次会は温泉卓球だ!」と深夜まで続く地獄コースは、どこの会社でも行われていた社内行事でした。
朝礼で「社訓」大声朗読
現代の企業でも朝礼はありますが、昭和の会社では「社訓を全員で大声で唱和」が日課。
「我が社の精神!」「誠実・努力・根性!」「お客様は神様です!」と、まるで軍隊のように声を張るのが基本でした。
遅刻して朝礼に間に合わないと、「なんだお前、気合が足りないな」と怒られ、最悪の場合、みんなの前で一人で復唱させられることも・・・。
新年の「餅つき大会」…なのに業務扱い
年明け最初の仕事は、会社の敷地で「餅つき大会」を実施!
本来は楽しいはずのイベントだが、なぜか「これも仕事の一環だからな!」と業務時間中に行われる。
営業部のエースが餅つきを頑張ると、「お前の営業力はこの杵さばきにも出てるな!」と意味不明な褒め言葉が飛ぶ。
会社の運動会でガチ勝負(怪我人続出)
会社の運動会が「親睦目的」ではなく、「本気の勝負」の場だった昭和時代。
特にリレーでは「営業部 vs 製造部」など部署ごとにプライドをかけた戦いが繰り広げられ、50代の部長も全力疾走。
無理がたたって「肉離れ」「転倒」「骨折」などの怪我が頻発。
「この負けは業績にも影響するぞ!」と怒鳴る上司も・・・。
夏の「納涼ビアガーデン」が「飲める社員選別会」
「暑気払い」と称して会社で開催されるビアガーデン大会。
ほぼ「上司に酒をつがせる会」となり、「お前、日本酒イケるか?」「飲めない奴は男じゃない!」と強制飲酒が横行してました。
しかも「ビールが飲めない奴は仕事でも根性が足りない」と評価される謎の風潮もあったような。
最終的に急性アルコール中毒で倒れる社員が続出することも・・・・
ボーリング大会の賞品が「高級ライター」
昭和の社内ボウリング大会は盛大に行われ、優勝者には「高級ライター」や「高級灰皿」が贈られた。
「え?禁煙しろって言ってなかった?」というツッコミはもちろんなしで、参加賞でも「タバコ1カートン」が配られるなど、時代を感じる景品ばかりでした。
新入社員の「武者修行」制度(単身地方飛ばし)
「若いうちに苦労しろ!」の精神で、新入社員は問答無用で地方の支社に飛ばされる。
「お前、東京の本社に帰れると思うなよ!」と脅されながら、数年単位で転勤が続き、単身赴任を余儀なくされ、住居も会社の寮(ボロい)。
「地方で結果を出したら本社に戻れる!」と言われるが、戻れた例はほぼゼロ・・・。
仕事納めの「社内大掃除」は強制参加(しかも翌日からまた汚れる)
毎年、年末になると(例えば、12月28日になると)、全社員で会社の大掃除!
「普段の感謝を込めて、床を雑巾がけしろ!」とデスクワークの社員も総出で強制参加。
しかし、翌年の仕事始めにはすぐに汚れ、掃除した意味がない・・・。
さらに「掃除の仕上げに社長が視察し、やり直し命令が出る」という理不尽な展開もあったような・・・。
お中元・お歳暮の「強制購入ノルマ」
取引先や上司に贈るお中元・お歳暮は、社員が自腹で負担するのが当たり前。
「営業部はこれぐらいは買えよな!」と、商品カタログが回ってきて半ば強制購入。
下手すると自分が送ったお歳暮が、ぐるぐる回って自分に戻ってくることも・・・。
まとめ:昭和の社内行事はとにかく「体育会系」だった!
こうして振り返ると、昭和の社内行事はとにかく「気合・根性・酒!」の三拍子が揃ったものばかり。会社というより、まるで部活や軍隊のような雰囲気であったかのような・・・時代。
現在の働き方改革の視点では「ブラックすぎる!」と言われそうですが、当時の人々にとっては「普通の会社生活」だったのかもしれません。
令和の社内行事:昭和の人が驚く!トレンド10選

昭和の会社員が、令和にタイムスリップしてきたら、「なんだこれは!?」と仰天するような令和の社内行事を10個紹介します!
昭和の価値観では考えられないものですが、現代ではすっかり定着しているものもあります。
リモート飲み会(上司の酒がつげない!?)
「さぁ、今日は仕事終わったら〇〇会議室で一杯やるぞ!」が常識だった昭和とは違い、現代の飲み会はオンライン飲み会が普通に行われ、パソコン越しに乾杯し全員がそれぞれの家から参加しています。
昭和の上司が見たら、「部下に酒を注がせる文化はどこにいったんだ!?」と嘆くこと間違いなし。
しかも途中で「ちょっとトイレ」と言って抜けたまま帰ってこない人も。
ウェルビーイング研修(社員の幸せが会社の目標!?)
昭和の企業理念といえば「会社のために働け!」が当たり前。
しかし、令和の会社では「社員の幸せが一番大事!」という考えが根付いています。
ウェルビーイング研修では「ストレスを減らす方法」「ワークライフバランスの重要性」などを学び、「無理して働くのは良くない」と教えられる。
昭和の人なら「そんな甘いこと言ってたら競争に勝てんぞ!」と怒り出しそうですね。
副業OKセミナー(えっ!? 会社以外で仕事していいの!?)
昭和の会社では「副業禁止」は当たり前で、会社のために人生を捧げるのが基本でした。
しかし、令和では「副業OK」「むしろ推奨」という企業も増え、副業を始めるための社内セミナーまで開かれることがあります。
昭和のサラリーマンからすれば、「本業に集中せんか!」と大激怒となるでしょう。
しかも、上司より副業で稼ぐ部下が現れることも。
フルリモート勤務推奨(会社に来なくていい!?)
「会社は出勤するものだろ!」と昭和の人が思うのも無理はないですが、令和の企業では「通勤は無駄だから、家で仕事してOK!」が当たり前の考えの会社が多く出てきています。
オンライン会議が普通になり、オフィスに行くのは月に1回という社員もいたり、昭和の人が見ると、「それ、もはや会社じゃなくてフリーランスじゃないか!?」と混乱しそうです。
1on1ミーティング(上司が部下の話を聞く!?)
昭和の会社では「上司の言うことは絶対!」が暗黙知でしたが、令和の会社では「1on1ミーティング」と称して、上司が部下の話をじっくり聞く文化の会社が当たり前となっています。
「最近、仕事どう?」
「悩みがあれば言ってね」
…なんて言われても、昭和の感覚では「お前が悩みを聞いてどうするんだ!? 上司なら指示しろ!」と呆れるのでは、、、。
LGBTQ+研修(性別や恋愛観について学ぶ!?)
昭和の会社では、性別の話題は基本スルーであったような。
しかし、令和の会社では多様性を尊重するためにLGBTQ+研修が行われています。
性別や性的指向に対する理解を深めることが目的ですが、昭和の上司が受けたら「そんなことまで会社で教えるのか!?」と驚きの表情を浮かべること間違いなしではないかと。
社内eスポーツ大会(ゲームが仕事の一環!?)
社内の親睦イベントといえば、昭和なら「運動会」や「ボウリング大会」でした。
令和では「社内eスポーツ大会」と称してゲーム対戦が公式行事に!若手社員が「よし、今日の大会で活躍するぞ!」と意気込んでいるのを見たら、昭和の上司は「ゲームしてる暇があったら仕事しろ!」と一喝しそうですね。
オフィスでヨガイベント(仕事中に体を伸ばす!?)
昭和のオフィスでは「机に向かってひたすら働く」が、当たり前でしたが、令和の企業では「健康経営」の一環として、業務時間中にヨガをするイベントが開催される企業も存在します。
「デスクワークの疲れをリフレッシュ!」と言って、社員がマットを敷いてストレッチしている光景を見たら、昭和の人は「これが仕事か!?」と腰を抜かしそうですね。
チャットで「スタンプOK文化」(敬語なしでいい!?)
昭和の社内連絡といえば、電話や対面が基本。「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」が大事だと言われ続けてきました。
しかし、令和の会社では「チャット文化」が浸透し、報告も「了解!」のスタンプ一つで済んでいます。
昭和の上司からすれば、「文章すら打たないのか!?」と驚愕すること間違いなし。
社内MVP表彰が「ユーチューバー的」(仕事の評価が動画!?)
昭和の時代、優秀な社員の表彰といえば「社長からの賞状+記念品」。
しかし、令和の企業では「社内YouTube風動画」で表彰されることもあります。
「〇〇さんの成果はこちらの動画をご覧ください!」とQRコード付きの案内が送られ、全社員がスマホで視聴できます。
「動画で褒められるって、これが会社なのか!?」と昭和の人は仰天するはず。
まとめ:昭和の人から見たら令和の会社は「自由すぎる」!?
昭和の社内行事と比べると、令和の会社は「自由」「効率的」「多様性重視」という特徴が際立っています。
昔なら。「会社のために全力で働け!」がスローガンだったのに対し、今では「社員の幸せが大事」「効率よく働こう」が主流となっています。
もし昭和の人が令和の会社に転職したら、あまりの文化の違いに驚き、「こんな会社で働いていて大丈夫なのか!?」と心配するかもしれませんね。
まとめ
時代とともに、会社行事は変化するのは当然で、どれが良かったのかは、それぞれの企業の文化や習慣によって ひとくくりにできるものではないですね。
いつの時代でも、臨機応変、そして 認め合う ことから意見交換し議論をコツコツと積み重ねていくことが大事ですね。
これからも 振り返ると面白い会社行事が出てくること間違い無しでしょう。