「パソコンはソフトがなければただの箱」——そんな言葉が生まれたのは、まだパソコンが一部のマニアのもので、インターネットも存在しなかった時代。
それから40年、私たちの手の中にはスマートフォンがあり、クラウドやAI、ヒューマノイドロボットが現実のものとなりました。
このブログでは、1980年代から2020年代までのIT名言・語録を年表形式で振り返りながら、技術の進化と価値観の変化を読み解いていきます。
コーヒー片手に、ちょっとした雑学として楽しんでいただければ幸いです。

🖥️ 1980年代:パソコン黎明期
- 宮永好道の名言(元シャープ顧問で、「Dr.パソコン」、秋葉原界隈の「パソコン仙人」の異名を持つ。)
「パソコンはソフトがなければただの箱」
→ ハードだけでは役に立たず、ソフトが価値を生むことを端的に表現。 - IBMのスローガン「THINK(考えよ)」
→ コンピュータは「考える」ための道具であることを示す。 トーマス・J・ワトソン・シニア(Thomas J. Watson Sr.)
🌐 1990年代:インターネット普及期
- ビル・ゲイツ「Content is King(コンテンツは王様だ)」
→ インターネット時代は情報そのものが価値を持つ。Microsoft - スティーブ・ジョブズ「Stay hungry, stay foolish」
→ 常に挑戦し続ける姿勢を説いた名言。Apple
📱 2000年代:Webとモバイルの拡大
- マーク・ザッカーバーグ「Done is better than perfect(完璧よりも実行することが重要である)」
→ 完璧よりスピードと実行力を重視。Meta(旧Facebook) - ジェリー・ヤン「成長に必要なのは技術ではなくソーシャルエンジニアリング(人の心理を読んで活動すること)」
→ 技術だけでなく人間心理や社会的つながりが重要。Yahoo!共同創業者
☁️ 2010年代:クラウドとスマホ時代
- ラリー・ペイジ「大胆な挑戦の末の失敗なら問題ではない」
→ Google創業者の哲学。失敗を恐れず挑戦することがイノベーションの源泉。google - 孫正義「若いときは二度と来ない」
→ 若者に挑戦を促す言葉。IT業界のスピード感を象徴。softbank
🦾 2020年代:AI・データ時代
- AI研究者たちの共通見解
「AIは人間を置き換えるのではなく、人間を拡張する」
→ AIは脅威ではなく、人間の可能性を広げるツール。 - イーロン・マスク「AIは人類最大のリスクであり、最大の可能性でもある」
→ 技術の両義性を強調。リスク管理と挑戦の両立が重要。
🤖 ヒューマノイドロボットに見る「名言の次の時代」

IT名言が「ソフトがなければただの箱」から「AIは人間を拡張する」へと進化する中、ヒューマノイドロボットにも思想の違いが見られます。
米中は“AIに身体を与える”ことでロボットを定義し、日本は“身体にAIを宿す”ことで人型の知性を追求する傾向があるようです。
この違いは、技術だけでなく文化的な視点の差とも言え、今後の名言や語録にも新たな意味を与えていくかもしれません。
☕ コーヒーブレイク雑学まとめ
- 1980年代:ハードとソフトの関係性
- 1990年代:コンテンツと挑戦の精神
- 2000年代:スピードと社会性
- 2010年代:失敗を恐れない挑戦
- 2020年代:AIと人間の共生
👉 こうして並べると、IT名言は「ハード → コンテンツ → 挑戦 → 社会性 → AI共生」と進化してきたことがわかりますね。 では、リラックスしたひと時を、、、


