「そろそろキャリアアップしたいけど、何をすればいいのかわからない」そんな30代の工場勤務者のあなたへ。
更に向上を目指すなら 「コミュニケーション力」 を手に入れることをおススメします。
現場スタッフ、派遣社員・パートスタッフ、上長、他部署メンバー、協力企業の人達など、自分の周りでは、直接関連する多くの人が働いています。
その人たちとの関係をうまく築けば、仕事は驚くほどスムーズに進み、思った以上の成果が生まれるものです。
逆に、人間関係が上手くできていないと、どんなに知識や技術があったとしても、何も前に進めることはできません。
そろそろ、回りの人たちからベテランとみられる 「30代から管理職(マネジャーなど)を目指すためのコミュニケーション戦略」 を、紹介します。
「現場の声がすべて」作業スタッフとのコミュニケーション術

工場の生産性を上げるには、 「現場の声を聴く」 ことが第一歩です。
現場のスタッフと信頼関係を築く4つの方法
- 朝の「おはよう」を大きな声と相手の顔を見て挨拶をしましょう。
- 作業中にさりげなく話しかけてみましょう。
「今日は調子どうですか?」「困ってることはありますか?」と尋ねるだけでも十分です。 - 昼休み・休憩時などの雑談はとても重要です。
- 顔と名前を覚えて、名前を呼んで声を掛けしましょう。
「忙しそうだから話しかけるのは遠慮しよう」と思うこともあるかっもしれませんが、 忙しいからこそ話を聞くことが大事! ちょっとした一言が、現場の士気を高めることが多くあります。
(ただし、その場の空気を読みましょう)
派遣社員・パートスタッフとの信頼関係を築く

工場には派遣社員やパートスタッフの方たちが多く働いています。
派遣社員・パートスタッフのやる気を引き出すコツ
- 「○○さん、いつも助かってます!」と感謝を伝えましょう。
- 「この仕事、○○さんがやるとすごく早いですね!」と個別に声をかけましょう。
- 質問しやすい雰囲気を作りましょう。(威圧感はNGです!)
派遣社員・パートスタッフの方は、正社員以上に「自分はここで大事にされているか?、必要とされているか?」が気になるものです。
「あなたがいないと困る!」と伝えるだけでも、やる気はグンと上がるのではないでしょうか。
上長・他部署との連携で成果をあげる!

「現場では頑張ってるのに、成果がでない」と思ったことはありませんか?
成果をあげるには、上長に動いてもらい、他部署に協力してもらうことで 思わぬ成果が生まれます。
上長や他部署との連携を円滑に進める必要があります。
上長や他部署と円滑に連携する3つのコツ
- 報告は結論ファーストで!
今更ですが、 「○○の件、解決しました」「○○が問題なので対策中です」と結論を端的に最初に報告することを意識しましょう。 - 他部署の仕事を理解することは必須!
例えば 「生産管理だから関係ない」と思わず、自部門以外の営業・品質管理など視点から物事を見ることが重要です。
そのためには、他部署の仕事理解することが最短のスキルアップです。 - 「〇〇さんに相談すると助かる!」と信頼される存在になりましょう。
仕事の相談を受ける機会が増えることでチャンスも増えるでしょう
協力企業との関係を強くすると、工場の仕事は効率アップ

管理職を目指すなら、協力企業(仕入先や設備メーカー)との関係も築かないといけません。
協力企業と良い関係を築くコツ
- トラブルが起きる前に連絡することを心がけましょう。
- 「この部品、納期短縮できますか?」だけでなく、「最近どうですか?」と雑談を挟みましょう。
- 感謝の言葉をしっかり伝えましょう。
「取引先は会社同士の関係だから」と思っいませんか?
仕事をする上では、 実際には「人と人」のつながりで成り立っています。
信頼関係があれば、急な発注やトラブル時の対応などの緊急事態も、対応ができるでしょう。
まとめ:管理職になる人は「人を動かせる人」
管理職は 「モノ」ではなく「人」を動かす仕事 です。
簡単にコミュニケーション力が向上することはありません。
何度もチャレンジして、失敗して これを繰り返し前進した人が手にできるスキルでしょう。
- 現場のスタッフとコミュニケーションをとる
- 派遣社員・パートスタッフのモチベーションを上げる
- 上長・他部署と連携して成果を出す
- 協力企業との良い関係を築く
この4つは、ほんの一部の必須要件ですが、 30代で「管理職」 へと大きく前進できるかもしれません。
何にせよ、「大事なことは、人と人のつながりで成り立っている!」ということです。
これらが、参考んいなればと思います。